予備緊張と共収縮とは?スポーツの「安定性」と「瞬発力」を考える
札幌パーソナルジムB Conditioning(ビーコンディショニング)の谷口です。
パーソナルトレーナーをしたり、パーソナルジムを経営したり、ビーコンオンラインサロンの運営などをしております。
今回は、予備機緊張と共収縮とは?を題材に情報を共有したいと思います。
スポーツのパフォーマンスを高めるためには、筋力を強化することが重要です。
しかし、筋力が強ければ、必ずしも素早く動けるとは限りません。
例えば、テニスのフットワーク。
相手のボールに素早く反応し、一歩目を踏み出すためには、脚の筋力だけでなく、動き出す前の準備や、身体を安定させながら力を発揮する能力も必要になります。
また、ゴルフのスイングや野球の投球などでも、身体の一部を安定させながら、別の部分を効率よく動かすことが求められます。
では、身体はどのように準備し、必要な瞬間に力を発揮しているのでしょうか?
今回は、そのヒントとなる「予備緊張」と「共収縮」について、基本的な考え方を紹介します。
- 予備緊張とは?
- 「最大筋力」と「素早く力を出す」は同じではない
- では、最初の「ヌメーっとした動き」は何なのか?
- トレーナーとして大切なのは「何kg」だけではない
1 予備緊張とは?

予備緊張とは、動作が始まる前などに、筋肉があらかじめ活動している状態を指します。
例えば、ジャンプをするとき。 身体は、跳び上がる動作に向けて準備をします。
テニスでも、相手の動きやボールの軌道を予測し、次の動作に備えて身体を準備することが重要です。
このような事前の筋活動は、動作をスムーズに始めたり、身体の安定性を確保したりすることに関係しています。
つまり、筋肉は「動き始めてから働く」だけではありません
必要な動作に備えて、あらかじめ準備しておくことも大切なのです。
2 共収縮とは?

共収縮とは、主働筋と拮抗筋など、複数の筋肉が同時に活動することです。
例えば、膝関節では、膝を伸ばす働きを持つ大腿四頭筋と、膝を曲げる働きを持つハムストリングスがあります。
これらの筋肉は、状況に応じて同時に活動することがあります。
適切な共収縮は、関節周囲の剛性を高め、身体を安定させることに役立ちます。
ただし、共収縮は強ければ強いほど良いというわけではありません。
必要以上に筋肉が同時に活動すると、動作の自由度や効率が低下する可能性もあります。
大切なのは、必要な場面で、必要な筋肉が適切に働くことです。
3 予備緊張と共収縮は、どう違うのか?
この2つは、どちらも身体の安定性や動作の制御に関係していますが、同じ意味ではありません。
予備緊張は、主に「いつ筋肉が活動するのか」という時間的な側面に注目した考え方です。
共収縮は「複数の筋肉がどのように同時に活動するのか」という筋肉同士の関係に注目した考え方です。
スポーツ動作では、動き出す前の準備と、動作中の筋肉同士の協調が組み合わさることで、身体をコントロールしています。
では、これらの働きをトレーニングにどう活かせばよいのでしょうか?
4 筋力だけでは説明できない「動きの質」
例えば、テニスで横方向へ素早く移動し、ボールを打つ場面を考えてみましょう。
必要なのは、単に強く地面を蹴ることだけではありません。
* 次の動作に向けて身体を準備する
* 地面に力を加えながら重心を移動させる
* 必要な場面で身体を安定させる
* 動作に合わせて力を発揮する
こうした要素が組み合わさることで、素早い移動や方向転換につながります。
また、身体を安定させることは、身体をガチガチに固めることとは違います。
必要な部分を安定させながら、動かすべき部分は動かす。
このような視点は、スポーツのパフォーマンスを考えるうえで重要です。
さらに深く学びたい方へ
予備緊張と共収縮は、言葉だけを覚えても、実際のトレーニングに活かすことは簡単ではありません。
それぞれの違いや、筋肉が同時に活動することで関節の安定性がどのように変化するのか。
また、身体を安定させることと、素早く力を発揮することには、どのような関係があるのでしょうか?
B Conditioningオンラインサロンの有料記事では、こうした疑問を掘り下げながら、予備緊張と共収縮の仕組みを整理し、スポーツ動作やトレーニングを考えるための視点を解説しています。
筋力だけではなく、筋肉が働くタイミングや、身体を安定させるための仕組みについて理解を深めたい方は、ぜひ続きをご覧ください。
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「予備緊張と共収縮とは?『安定性』『瞬発力』に必要な筋肉の働き」
B Conditioningでは、単に筋肉を鍛えるだけでなく、身体の機能やスポーツ動作との関係を考えながら、トレーニングについて情報を発信しています。
この記事を書いた人パーソナルトレーナー谷口嵩幸

経歴
- 航空自衛隊を満期で退官。
- スポーツ&メディカル専門学校でアスレティックトレーナーの資格を取得。
- パーソナルトレーナーや運動教室にて指導。
- 2019年5月:パーソナルジムB Conditioning設立。
- スポーツ&メディカル専門学校 非常勤講師。
- 2023年5月:ビーコンオンラインサロン開設。
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